阿蘇の家
- 阿蘇の家は、週6日間、阿蘇や離島で診察行う多忙な医師の終の棲家として計画された。施主と初めて会った2か月後に熊本地震が起きた。
- 元々熊本の方ではなかったので、地震により計画が中止になるのではないかと心配したが、施主は地震により、この地で骨を埋める事を覚悟したという。熊本で生まれ育った私にとって、とてもありがたかった。
- 敷地は、外輪山が一望でき開放的な土地であるとこから、できるたけ自然で素朴な建築表現とした。建物の形状は、五重塔や寺社建築でみられる方形屋根とし、近傍の本塚、灰塚を模倣し、母屋の隣に同じ屋根形状でひとまわり小さな納屋を計画することで、阿蘇の穏やかな風景の一部となる事を願った。
概要
- 施工期間:2017年6月 - 2017年10月
- 建 築 地:阿蘇市内牧
- 用 途:専用住宅
- 家族構成:50代男性
- 面積
- 1 F:133.16㎡
- TO:133.16㎡