自然体で素朴な建築表現を意識している。

地域に対しての美しさや、通りすがりの人の気持ちまでが晴れやかになれれば、建物は風景の一部となっていくと思う。

細部まで考えつくされた佇まいの空間は窓から望める四季折々の移ろいや、光の変化が楽しめ、身を置く者に心地よさを与えてくれる。

様々な要素を一つ一つ丁寧に紡ぐことで建築の姿が見え始める。

設計とは、それらに真摯に向き合い、人の心を豊かにする場をつくることだと思う。

建築家 佐藤健治